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奈良国立博物館名誉館員の松浦正昭さんが、国重要文化財・木造薬師如来坐像に新たな見解【中津川市東宮町】

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中津川市東宮町の東円寺(松山宗永住職)で、奈良国立博物館名誉館員の松浦正昭さんが講演。伝教大師最澄が弘仁5(814)年に制作したとされる同寺の本尊・木造薬師如来坐像(国指定重要文化財)に関する新たな見解を紹介しました。
松浦さんは、奈良国立博物館仏教美術資料研究センター長などを歴任した、仏教美術のスペシャリスト。講演は大施食法要に合わせて行われたもので、初めに、最澄が弘仁8(817)年、東国布教のため東山道を往復して広拯院・広済院を建立し、両院に薬師如来像が祭られていた伝統が東円寺の本尊に受け継がれている背景を説明。
「横さばき」といわれる衣の形態や、頭部と胴体をつなぐ「割首」の技法が使われていることから、本尊の制作年代が「1100年以前とは考えられない」と述べました。
さらに顔面の中央でつぐ稀有な寄木技法・「正中矧(は)ぎ」が用いられていることに着目。制作者は、当代きっての仏師で、作風などから、蓮華王院三十三間堂の造仏に携わり、後の運慶・快慶につながる奈良仏師「康朝」ではないかと推定。願主は後白河院で、寵臣の早逝を供養するため、摂関家領の遠山荘に安置した可能性があるとした上で、「本尊は重要文化財以上、『国宝』の価値がある仏像」と結びました。

恵峰HN (2016年8月20日 10:00)|| トラックバック(0)

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