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押してもだめなら、引いて立つ!92歳の父親のために考案した起立補助具が話題。中津川市の東海技研工業が高齢者福祉施設に寄贈【中津川市中津川】

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押してもだめなら、引いて立つ!
立ち上がるのが困難な92歳の父親のためにと、元金融機関支店長が発案した起立補助具「ラ・クリップ」が、自立支援型介護を担う新商品として注目を集めています。製造販売する東海技研工業(安江宏社長、本社・中津川市中津川)は、効果を体感してもらうため、恵那・中津川両市内の3高齢者福祉施設に寄贈して好評を得ています。
▽本文
発案者は、金融機関を定年退職し、3年前入社した丹羽正英さん(64)=写真中央。父親が大腿骨圧迫骨折で車いす生活になり、主に83歳の母親が介護していますが、ベッドから車いすへの移乗が重労働。本人がベッドの手すりを押さえて立ち上がろうとしても足に力が入らないため、丹羽さんが父親を抱え、力いっぱい引き上げて介助していました。
そこで「押してもだめなら引いてみたら」と思い付いたのが、両手でパイプをつかんでひじで支え、体を斜め前方に引き上げて立つ補助具。板金を知り尽くした安江社長(57)=写真左、エンジニアの松井進さん(71)=右=と協力し、1年がかりで製品化。父親に試してもらったところ半年ほどで、電動ベッドも使わず自力で車いすに移乗できるようになり、要介護3から2に改善=写真下。その後使い始めた80代の男性(要介護2)も、ベッドから立ち上がるまでの時間が短縮され、紙おむつ不要の方向に。
同社は、この実績に科学的根拠を得ようと岐阜大学医学部に動作分析を委託。押して立ち上がる従来の手すりに較べ、「重心移動が直線的で大腿四頭筋の使用が少なく効率的である」と確認され、6月に学会で発表されることになりました。
安江社長は「高齢者や障がいのある方が自立できるようになれば、ご本人も介助者も幸せ。介護認定も取得しているので、少ない負担でより多くの方に使っていただけるよう周知に努めたい」としています。

恵峰HN (2020年3月20日 18:04)|| トラックバック(0)

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